【テキスト分析】コンビニ人間
- zuhiro
- 2018年12月31日
- 読了時間: 1分
今回は、2016年芥川賞受賞作、
キャッチーなストーリーが話題を呼んだ小説、
村田沙耶香『コンビニ人間』へのレビューを分析します。

読書コミュニティサイト、読書メーターでの
レビューをスクレイピングして収集。
スクレイピングにはExcelVBAからSeleniumを利用して行いました。
収集したファイルをKHCoderで処理し、
共起ネットワークでグラフ化しました!
収集したレビューの数は10233件。
結果は以下になりました。

それぞれの語句が使われている文脈一覧を見ることができる
KWICコンコーダンスも見ていたところ、
下記のレビューが多く書かれているようです。
・共感できる部分が多い(中央やや下青色、ただし「共感できない」というレビューも1割程度散見される)
・異物が排除される社会を描いている(左側紫色)
・芥川賞受賞作品なのに面白く読める(中央やや右下、青色)
・なんだか気持ち悪い(下部オレンジ)
・コンビニのマニュアル同様、社会のマニュアルも意識させられる(上部白色)
かなり特徴的なワードが浮かび上がったように思います。
特に、「気持ち悪い」「マニュアル」というキーワードは
約10000件のレビューのうち1000件程度で登場しており、
『コンビニ人間』という作品を強く印象付けているように思います。
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